海南の回族は、主に羊欄鎮の回輝村と回新村に住んでいます。回族の人は特に商売が上手と言われています。海南回族の先祖は主にペルシャ人とアラブ人で、一部だけが中国本土からです。回族の言葉は、海南語とほかの様々な方言と違い、アラビア語に似ている発音で、中国の言語学者に「回輝語」と呼ばれています。
海南の回族はイスラム教を信仰し、伝統的な祝日は「イードアルフィトル(イスラム教の断食明けの祭り)」と「クルバン節(イスラム暦12月10日に行われる犠牲祭)」です。『コーラン経』に従って毎日5回をアッラーに祈り、毎週金曜日モスクに集まり礼拝を行い、『コーラン経』を習います。イスラム教の法が厳しいため、回族は現在でも先祖からの伝統を良く続けており、海南の宗教文化の重要な一つです。海南の回族歴史や風情を知りたいなら、梅山古墳群、海棠湾古墳群やモスクを見学するのが良いでしょう。